ヘ音記号のドレミを完全攻略!一瞬で読める裏ワザと簡単な覚え方
多くのピアノ学習者が混乱する根本的な理由は、ヘ音記号の成り立ちと構造を理解しないまま暗記しようとする点にあります。そもそも日本語の音名表記である「いろはにほへと」は、イタリア音名「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ」に対応しており、「ヘ」は「ファ(F音)」を指します。
ト音記号が「G(ソ=ト音)」の場所を第2線に定めた渦巻き記号であるのに対し、ヘ音記号はアルファベットの「F」が変化したデザインです。記号の右側にある2つの黒点は、上から2番目の線である第4線を挟むように配置されており、「この第4線がファ(ヘ音)ですよ」と宣言しています。
ピアノの楽譜で上下に並ぶ「大譜表」において、ト音記号とヘ音記号は別々の世界ではなく、「真ん中のド(1点ハ)」を境界線として上下に綺麗に繋がった1つの連続した音域を表しています。ヘ音記号の五線の一番上に突き出た加線(上第1線)に乗る音が、ト音記号の下第1線と同じ「中央のド」です。この大譜表の立体的なつながりを意識することが、譜読みマスターへの第一歩となります。