仮面ライダー王蛇の狂気と強さ|浅倉威が放つ最凶ピカレスクの真相
長年愛されるキャラクターゆえに、インターネット上では一部の設定に関して事実と異なる誤解やミームが定着している側面があります。ここでは報道検証として2つの決定的な事実を整理します。
誤解1:「ガードベント」というカードを王蛇自身が所有していた?
ネット上のパロディや掲示板の書き込みから、「王蛇には仲間を盾にする専用のガードベントカードが存在する」と誤解されるケースが散見されます。しかし、劇中で発動されたガードベントは仮面ライダーガイ(芝浦淳)自身のカードです。
ガイがゾルダの砲撃を防ぐために構えた防御用カードの効果を、王蛇が物理的にガイの身体を掴んで盾にすることで逆利用したというのが正確な描写です。ルールの抜け穴を野生の直感で突き、他人の防御手段をそのまま己の肉の盾に変えてしまう狡猾さこそが、浅倉威の真に恐ろしい部分でした。
誤解2:浅倉威の死亡シーンと最期の経緯
バトルロイヤルにおいて圧倒的な強者として君臨した浅倉威ですが、テレビ本編における死亡シーンの経緯は、他のライダーに倒される形ではありませんでした。
宿敵であった北岡秀一(仮面ライダーゾルダ)との直接対決に執念を燃やす浅倉でしたが、北岡は持病(不治の病)により決戦直前に病死。代役として現れた秘書の由良吾郎が変身したゾルダを倒すものの、本物の北岡がすでにこの世にいないことを知った浅倉は、戦う目的と苛立ちのぶつけどころを完全に失います。
喪失感に包まれる中、現場を取り囲んだ警官隊に対し、折れた鉄パイプを抜き身のまま掲げて単身突撃。無数の銃弾を浴びて蜂の巣にされ絶命するという、壮絶かつ虚無感に満ちた最期を迎えました。「ライダーバトルではなく現実の法と銃火器によって野垂れ死ぬ」というこの結末は、彼が決して救済されることのない犯罪者であることを示す象徴的な幕引きでした。