マネーの虎・川原ひろしの現在!借金地獄と復活劇、新事業の全貌
1980年代後半の東京。当時の首都圏において、本場九州の濃厚な白濁豚骨スープはまだ未知の領域だった。そこに風穴を開けたのが、川原ひろし率いる「なんでんかんでん」だ。世田谷区羽根木の環状7号線沿いにオープンした店舗は、強烈な豚骨臭とともに瞬く間にドライバーや深夜族の心を掴んだ。路上には路上駐車の車が何百メートルも連なり、環七渋滞を引き起こすほどの社会現象となったのだ。
スープの表面に膜が張るほどの圧倒的な濃度、極細麺の「粉落とし」や「バリカタ」、そしてプリントのりをはじめとするユニークな仕掛け。その型破りなプロデュース能力が買われ、日本テレビのリアリティ番組『マネーの虎』へ出演することになる。情熱と怒号が飛び交うスタジオで、ビジネスの甘さを容赦なく暴く川原のキャラクターは全国区となり、ラーメン業界のカリスマとしてその名を不動のものにした。