話題の「思春期のお勉強」とは?心身の変化と親が知るべき向き合い方
小学校高学年から高校生にかけて、「突然宿題をしなくなった」「机に向かっても集中が続かない」と頭を抱える保護者は後を絶ちません。これを単なる「甘え」や「怠惰」と決めつけて叱責するのは逆効果です。
近年の脳科学研究では、思春期の脳は感情を司る「扁桃体」が活発に働く一方で、論理的思考や自制心をコントロールする「前頭前野」の発達が20代前半まで続くことが明らかになっています。アクセルが全開の車にブレーキがまだ完全に取り付けられていない状態であり、感情の起伏が激しくなったり、目先の快楽(スマホやゲーム)を優先しやすくなるのは発達段階における生理的な現象です。
さらに、分泌量が急増する性ホルモンの影響で自律神経が乱れ、慢性的な睡眠不足や疲労感を抱えているケースも多々あります。「勉強しない理由」の裏にある脳と体のメカニズムを理解することが、不要な衝突を避ける第一歩となります。