【2026】万燈会とは?なぜ灯すのか・東大寺など名所の由来と見どころ

【2026】万燈会とは?なぜ灯すのか・東大寺など名所の由来と見どころの真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

数ある催事の中でも、歴史の深さとスケールの大きさで群を抜く名所が関西エリアに集中しています。それぞれの地が持つ独特の情緒と見どころを整理しました。

1. 東大寺「万灯供養会」(奈良)

奈良の夏の掉尾を飾る東大寺の万灯供養会は、大仏さま(盧舎那仏)へ灯火を捧げて諸霊を供養する厳粛な法要です。大仏殿へと続く石畳の両脇に約2,500基もの灯籠が整然と並びます。最大のハイライトは、普段は閉じられている大仏殿正面の「観相窓(かんそうまど)」が開扉される点です。夜の闇に浮かび上がる大仏さまの穏やかなお顔を殿外から直接拝することができる、年に数回しかない貴重な機会となります。

2. 春日大社「中元万灯籠」(奈良)

800年以上の歴史を誇る春日大社の万灯籠は、かつて貴族から庶民まで幅広い階層から寄進された約3,000基の燈籠(石燈籠約2,000基、釣燈籠約1,000基)に一斉に浄火が灯される神事です。朱塗りの回廊とゆらめく火影が織りなす情景は、平安絵巻さながらの幽玄な美しさを湛えています。東大寺と同日(8月15日)に点灯されるため、両所を巡る参拝ルートも人気です。

3. 高野山「ろうそく祭り/萬燈供養会」(和歌山)

弘法大師・空海が眠る聖地、高野山奥の院で開催される夏の伝統行事です。一の橋から御廟へと続く約2キロメートルの参道に、参拝者の祈りが込められた約10万本ものろうそくが灯されます。樹齢数百年の杉木立に囲まれた静寂の中、参道全体が光の帯となって浮かび上がる様子は、この世のものとは思えない神秘的な迫力に満ちています。

4. 四天王寺「万灯供養」(大阪)

聖徳太子建立の名刹・四天王寺では、お盆の期間中に中心伽藍境内にて数万本に及ぶ和ろうそくが献じられます。参拝者が先祖の戒名を記したろうそくに火を灯し、夕暮れの境内に僧侶たちの声明(しょうみょう)と読経が響き渡る光景は、大阪の夏の風物詩として深い祈りの場を提供しています。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。