【2026年最前線】中部経済の構造転換を牽引する「実学」の現場——名古屋経済大学が挑む地域創生と人材革新のリアル
愛知県を中心とする中部地方は、日本屈指の製造業集積地として国全体の経済を牽引してきた。しかし、脱炭素化の潮流やサプライチェーンの再編に伴い、現場に求められるスキルセットはここ数年で一変している。単に決められた作業をこなす人材ではなく、自ら課題を発見し、データを分析して事業を再構築できる人材が求められているのだ。
この時代の要請に対し、経済学部や経営学部を擁するキャンパスでは、地域の企業と連携したプロジェクト型学習(PBL)が根幹に据えられている。学生が実際の地元企業の決算データや販売課題に向き合い、経営陣へ直接改善案をプレゼンテーションする講義は名物の一つだ。理論と現実のギャップに直面した学生たちが試行錯誤を繰り返すプロセスこそが、就職後の圧倒的な適応力を生み出している。