歯が痛くて寝れないのに薬効かない時の緊急対処法と夜間救急の目安
市販薬として高い信頼を得ているロキソプロフェン(ロキソニン)などを服用しても歯痛がおさまらない場合、主な原因として急性歯髄炎症状や急性根尖性歯周炎が考えられます。歯の内部にある「歯髄(神経組織)」は、エナメル質と象牙質という硬い組織に密閉されています。虫歯菌の侵入などによってこの内部で強い炎症が起きると、血管が拡張して大量の血液が流れ込み、組織が腫れ上がろうとします。
しかし、硬い歯に囲まれているため逃げ場がなく、歯の内部の内圧が極限まで跳ね上がります。この「パンパンに膨らんだ内圧」が神経を直接圧迫するため、プロスタグランジンの生成を抑える一般的な痛み止め単体では、激しい痛みを完全にシャットアウトすることが極めて困難になるのです。
さらに、夜間に痛みが激化するのには生体リズムと体位が深く関係しています。横になると頭部に血液が集まり、歯の内部の内圧がさらに上昇します。加えて、夜間は副交感神経が優位になり血管が拡張すること、外的な刺激が減り痛覚に意識が集中することも、痛みを倍増させる大きな要因です。