高齢犬が小刻みに震える原因とは?老化と病気の見分け方と緊急対処法
インターネット上には「犬が震えたらとにかく温める」「マッサージをして血行を良くする」といった対処法が散見されますが、これは病態によっては命取りになる危険な誤解です。
誤解1:震えている時は身体を温めれば解決する?
冬場の室温低下に対して高齢犬の震えと寒さ対策を行うこと自体は基本ですが、熱中症や急性炎症(高熱を発している状態)による震えの場合、過度な保温は多臓器不全を急加速させます。体温が40度近くまで上昇している際の震えは、熱を放散しようとする筋収縮である場合があるため、まずは直腸温(あるいは内股の皮膚熱感)を確認することが不可欠です。
誤解2:低血糖の震えにガムシロップを飲ませて放置する?
糖尿病治療中のインスリン投与後や絶食による低血糖時、老犬の低血糖震えへの対処法として口腔粘膜へのブドウ糖やガムシロップ塗布は有効な一次救命処置です。しかし、一時的に震えが収まったからといって安心するのは禁物です。急激な血糖値の乱高下は再度の意識障害を招くため、応急処置直後の速やかな受診が欠かせません。