自民党歴代幹事長の権力闘争と在任ランキング!選ばれた決定打と裏金脈
自民党の役員組織において、幹事長・総務会長・政務調査会長の「党三役」(選挙対策委員長を加えて党四役)の筆頭に座るのが幹事長です。内閣が政策執行を司る「表の権力」であるならば、幹事長は党組織の運営、選挙態勢の構築、そして所属国会議員の統制を司る「裏の最高司令塔」として機能してきました。
幹事長が振るう権力の根幹は、主に以下の3点に集約されます。
第一に「公認権」です。国政選挙において誰を党公認候補として擁立するかを最終決定する権限を持ち、対立候補との一本化や比例代表の名簿順位差配を左右します。公認を得られなければ党からの選挙支援も資金も途絶えるため、所属議員にとって幹事長への造反は政治生命の危機に直結します。
第二に「選挙資金の差配権」です。政党交付金や党費からなる巨額の政治資金を、どの選挙区にどれだけ投入するかを決める裁量権はほぼ幹事長の専権事項でした。かつて使途の公開義務が極めて緩やかだった政策活動費も、幹事長を通じて所属議員へ差配され、これが強固な党内グリップの原資となってきた経緯があります。
第三に「国会運営と党人事の掌握」です。国会対策委員会を直属組織として指揮し、野党との水面下の駆け引きを統括するほか、閣僚や党役員の人事案を総裁と協議・調整する権限を持ちます。まさに幹事長の首肯なしには、政権の一日たりとも立ち行かない現実が存在します。