雷で木の下雨宿りは命取り!側撃雷の罠と生き残る緊急避難マニュアル
国内で報告されている落雷死亡・重傷事故を検証すると、その発生場所の多くがゴルフ場や公園での落雷事故、学校のグラウンドや海水浴場などの開けた環境に集中しています。
象徴的なのが、雨宿りのためにコース脇や広場の巨木の根元に集まった複数の人々が、1本の木への落雷によって同時に被災するケースです。木に落ちた雷が周囲にいた全員へ側撃雷として拡散し、集団で心肺停止に陥る痛ましい事例が過去に幾度も記録されています。
さらに危険なのは、公園の休憩所にある「東屋(あずまや)」や「木製のあずまや・簡易テント」です。これらは屋根があっても壁がなく、周囲が開口しているため、屋根の柱や梁を伝った電流が内部の人間に側撃する事例が確認されています。「屋根があるから安心」という思い込みが、避難を遅らせる最大の要因となっています。