【2026年最新現地レポ】名古屋・今池グランドビルが辿る変遷と現在地——昭和の熱気と令和の再開発が交差する「ディープ街」の未来
興味深いことに、ビルが抱える昭和の面影やカオスな雰囲気は、現代の若者世代やインバウンド(訪日外国人客)にとって強烈な観光資源として再評価されている。
Z世代を中心とする若者の間では、SNSを通じて「昭和レトロ」「ネオン街」といったエモーショナルな景観が爆発的な人気を博している。洗練された現代的ショッピングモールにはない、重厚なコンクリートの質感や個性的すぎる看板、迷路のような館内構造が、彼らにとってはフレッシュな体験として映るのだ。
さらに、ガイドブックに乗っていないディープな日本を体験したい外国人旅行者の姿も目立つ。オーバーツーリズムに悩む定番観光地を避け、こうしたローカルな熱気が残る場所へ足を運ぶ旅行者が増えており、ディープ今池の存在感は国際的な視点からも高まりを見せている。