振袖のたたみ方は順番で激変!一人でシワなく保管するプロ直伝手順
成人式の式典や記念撮影から帰宅した際、疲労から「とりあえずハンガーにかけてそのまま放置」あるいは「脱んですぐに小さくたたんでしまう」という二極化が起こりがちです。しかし、呉服メンテナンスの専門家は「脱いだ直後の約半日の過ごし方が、着物の寿命を数十年左右する」と警鐘を鳴らします。
正絹(シルク)の振袖は、着用中の体温と汗を繊維内部に蓄え込んでいます。湿気を含んだまま密閉収納すると、わずか数か月で黄変やカビ、落ちないシワの原因になります。まずはたたむ前の下準備を徹底しましょう。
- 着物専用ハンガーで陰干しを行う:洋服用の細いハンガーは肩部分に過度な圧力がかかり、型崩れの原因になります。裄丈をしっかり支えられる着物用ハンガー(伸縮式)を用い、直射日光の当たらない風通しの良い室内で約4〜8時間陰干しします。
- 目立つ汚れやシミのチェック:ファンデーションが付きやすい衿元、泥はねしやすい裾回り、料理や飲み物の飛び散りやすい胸元・袖口を明るい部屋で確認します。
- 体温が抜けてからたたむ:繊維が冷えて湿気が十分に抜けた状態になってから、たたみの工程へ移行します。