宇野祥平の怪演が放つ圧倒的存在感!『罪の声』裏話と演技の秘密
彼の名を広く一般の映画ファンに深く刻み込んだ作品といえば、間違いなく映画『罪の声』だろう。昭和最大の未解決事件をモチーフにしたこのサスペンス映画で、彼は幼少期に犯罪の片棒を担がされた男・生島聡一郎役を演じた。過酷な運命に翻弄され、身を潜めるように生きてきた男の悲哀と絶望を、削ぎ落とされた体躯と虚ろな瞳で表現した演技は観客を絶句させた。
同作では主演の小栗旬とも息をのむ共演を果たし、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめとする数々の映画賞を総なめにした。実力派の名バイプレイヤーとして、宇野祥平が日本映画界の頂点に立った瞬間だったと言える。痛切なヒューマンドラマの核心を担うその表現力は、映画の完成度を別次元へと押し上げた。