ひやむぎとそうめんの決定的な違いとは?太さの基準や色麺の謎を徹底解剖
食品表示基準(旧JAS規格に準拠)において、乾麺の分類はミリ単位の「麺の太さ(長径・短径)」によって明確に線引きされています。スーパーの乾麺コーナーに並ぶ製品の多くは機械製麺であり、製麺機の切り刃の番手によって厳密に管理されています。
具体的には、機械製麺の場合、丸刃であれば直径1.3mm未満が「そうめん」、直径1.3mm以上1.7mm未満が「ひやむぎ」と定められています。さらに太くなり1.7mm以上になると「うどん」に分類され、平麺で幅4.5mm以上・厚さ2.0mm未満のものは「きしめん」という別枠の基準が適用されます。
ここで見落とされがちな重要な事実が、「手延べ製法」における例外規定です。手作業で麺を引き延ばす手延べ干しめんの場合、職人の手加減や温湿度による伸縮があり、均一な太さに揃えることが構造上困難です。そのため、手延べ麺に関しては「直径1.7mm未満であれば、そうめん・ひやむぎのどちらを名乗っても良い」と規定されています。太めの手延べそうめんや、極細の手延べひやむぎが存在するのは、この規格上の柔軟性が理由です。