「善意が仇になる」皮肉な英語ことわざの真意と由来を徹底解明
エンターテインメント界において、この言葉を劇的なクライマックスへ昇華させた代表作が、世界的大ヒットミュージカル『ウィキッド(Wicked)』です。
劇中で主人公のエルファバが絶望の中で歌い上げるナンバー「No Good Deed(邦題:善い行いも)」は、物語の最大のターニングポイントを象徴しています。周囲を助けようと必死に善行を重ねてきたにもかかわらず、すべてが裏目に出て愛する者を追い詰め、「邪悪な魔女」の烙印を押されてしまったエルファバ。歌詞和訳において彼女は「善い行いなど二度としない、すべて罰を受けるだけなら悪者になってやる」と慟哭交じりに決断します。善意が悲劇を引き起こす苦悩が、観客の胸を激しく揺さぶります。
さらに映像の世界でも、Netflixのダークコメディドラマ『ノー・グッド・ディード(No Good Deed)』が大きな注目を集めました。完璧に見える豪邸の売却をめぐり、お互いに「良かれと思って」ついた小さな嘘や親切心が、予想もしない秘密の暴露と破滅的なトラブルの連鎖を巻き起こしていくあらすじは、まさにこのことわざの現代的なカリカチュアです。