小倉記念の過去10年データ分析|波乱の真相と激走穴馬の共通項
競馬ファンの間で広く知られている「小倉芝=ディープインパクト系が強い」という通説ですが、近年の小倉記念においては一定の注意が必要です。
確かにディープインパクト産駒やその直系種牡馬はスピード性能の高さから複勝圏内に顔を出しますが、真夏の小倉2000mは時計が速くなる一方で、向正面からの消耗戦になりやすく、単なる瞬発力だけでは押し切れません。近年好調を見せているのは、キングカメハメハ系(ルーラーシップ、ロードカナロア等)や、母父にRoberto(ロベルト)系やトニービンなどの欧州型スタミナ血統を内包した配合です。
また、前走ローテーションにも明確な選別ポイントがあります。春の宝塚記念や鳴尾記念からの直行組は、実績上位であっても「秋への叩き台」として余力残しの仕上げで臨むケースが多々あります。これに対して、前走で七夕賞やマーメイドステークスを使われてきた馬や、三面川特別・博多ステークスなどの3勝クラスを勝ち上がってきた馬は、夏競馬をメインターゲットにピークを設計されており、仕上がり状態の差がそのまま結果に直結します。