キリンの睡眠時間は1日20分?立ったまま眠る理由と驚きの生態を解明
野生環境におけるキリンの睡眠時間は1日およそ20分から30分と測定されています。人間のように「夜間にまとまって7時間熟睡する」というスタイルとは根本的に異なり、数分程度の極めて短い睡眠を1日のうちに何度も分散して取る「多相性睡眠」が特徴です。
完全な脱力状態に陥るキリンのレム睡眠(熟睡時間)は、1回につきわずか1分〜2分程度しか持続しません。筋肉の緊張が完全に緩むと、長い首を支えきれなくなるため、脳の深い部分が眠りに落ちる時間は最小限に抑えられています。
長時間の熟睡を避ける一方で、キリンは立ったまま目を開けた状態でボーッと過ごす「傾眠(うとうとした状態)」を1日に数時間確保しています。脳の活動レベルを下げて休息を取りつつ、周囲の異変には瞬時に反応できる警戒態勢を維持しているのがキリンの睡眠システムです。