元祖アイドル投手・定岡正二の伝説!若い頃の衝撃美貌と現在の姿
日本中を揺るがした社会現象の震源地は、1974年(昭和49年)夏・第56回全国高等学校野球選手権大会でした。鹿児島実業のエースとして甲子園の土を踏んだ定岡正二は、マウンド上での躍動感あふれるピッチングはもちろんのこと、少女漫画の主人公がそのまま現実世界に飛び出してきたかのような甘いマスクで、スタンドの視線を一身に集めました。
とりわけ球史に刻まれているのが、準々決勝における東海大相模(神奈川)との延長15回に及ぶ死闘です。当時1年生だった原辰徳を擁する強豪を相手に、定岡は気迫の力投を続け、延長15回裏に劇的なサヨナラ勝ち(3-2)を収めました。泥だらけのユニフォームと、帽子を脱いだ瞬間にこぼれる端正な素顔のコントラストは、テレビ中継を通じて瞬く間に全国へ拡散されます。
「サダ坊」の愛称で親しまれた彼の宿舎には連日、トラック数台分ものファンレターや贈り物が届き、黄色い歓声を上げる女性ファンが押し寄せる異常事態となりました。昭和の高校野球史において、これほどまでに女性層を球場やテレビの前に釘付けにした存在はおらず、まさに「甲子園発の元祖アイドルアスリート」が誕生した歴史的瞬間でした。