清水草一が斬る愛車のリアル!フェラーリから首都高の深層まで
かつて「MJブロンディ」のペンネームで世に出た頃から、彼のスタンスは異端だった。硬直した自動車ジャーナリズムの世界において、専門用語の壁を軽やかに飛び越え、一般ドライバーの目線で「面白いか、つまらないか」を断言する文体は読者に強烈な衝撃を与えた。
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)に名を連ねながらも、権威主義とは対極に位置する。提灯記事が溢れるメディア環境に背を向け、自らの実体験だけを担保に語る自動車評論。理屈だけでは割り切れない人間の欲望や見栄、そして愛着を文章に昇華させる手腕は、他の追随を許さない。