イカ天を揺るがした伝説の「たま」社会現象の真相とメンバーの現在
「たま」の奇跡的なバランスは、4人の全く異なる音楽性とキャラクターが偶然にも重なり合ったことで生まれた。独特の高音ヴォーカルと脱力感溢れる世界観で聴き手を魅了した知久寿焼。ランニングシャツ姿でステージ上を縦横無尽に跳ね回り、独特のリズムを刻んだ石川浩司。キャッチーなメロディラインとポップな叙情性を注入した柳原陽一郎。そして、静謐ながらも楽曲の土台を強固に支えた滝本晃司。日本のインディーズ音楽の現場で静かに培われていた4人の才能がぶつかり合ったとき、単なる話題性にとどまらない重厚な音楽空間が立ち現れた。