マリオの怖いバグと都市伝説の真相|初代異界から64のトラウマ現象まで
こうした奇怪なバグや没データを苗床として、国内外のインターネット上では無数のマリオ都市伝説が誕生しました。
特に海外のネット掲示板や動画サイトを中心に爆発的なバイラルとなったのが、「Every copy of Super Mario 64 is personalized(スーパーマリオ64のカセットは、個々のプレイヤーに合わせて自動生成されている)」という怪談です。「自分が遊んだマリオ64には、他の人には見えない不気味なエリアやワリオの幻影(Wario Apparition)が存在した」という語り口で、数多くのフェイク映像やCreepypasta(ネット怪談)が制作されました。
もちろん、これらはファンが創作したフィクションであり、都市伝説の真相は「現実のバグ現象に対する過剰な妄想とオマージュ」です。しかし、なぜこれほど嘘の噂が真実味を帯びて拡散したのかといえば、マリオシリーズの基盤プログラムに実在した「本物の怪奇バグ」の数々が、人々の潜在意識に「このゲームなら本当にあり得るかもしれない」と思わせる説得力を持っていたからに他なりません。