陸上・井上悟の現在とは?10秒20の衝撃から五輪秘話と指導実績

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井上悟氏の競技キャリアを語る上で欠かせないのが、1993年5月に国立競技場で行われた第77回日本陸上競技選手権大会です。男子100m決勝において、追い風参考ではない公認記録として当時の日本新記録「10秒20」をマーク。1980年代後半から続いた記録の壁を打ち破り、日本の短距離界に強烈なインパクトを与えました。

当時の10秒20という数字は、世界との距離がまだ遠いとされていた時代において、日本人でも世界と互角に渡り合える可能性を示す歴史的一歩でした。スタートからのスムーズな一次加速と、中盤から後半にかけて減速を最小限に抑える滑らかなスプリントフォームは、専門家やファンから高い評価を獲得。その後、朝原宣治氏や伊東浩司氏らへと受け継がれていく「日本スプリント黄金期」の起点となった記録です。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。