当社と弊社の違いと使い分け決定版!メールや面接で恥をかかない敬語術

当社と弊社の違いと使い分け決定版!メールや面接で恥をかかない敬語術の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

「当社」と「弊社」の最大の違いは、言葉が持つ敬語の分類(謙譲語か丁寧語か)と、発言者が誰に対して自組織を位置づけているかという「ウチとソト」の境界線にあります。

弊社(へいしゃ)の「弊」という漢字には、「破れた」「劣った」「へりくだる」といった意味が含まれます。自らをあえて下位の位置に置くことで、相対的に取引先や顧客などの相手方を高める謙譲表現です。そのため、社外の人とコミュニケーションを取る場面では基本的に「弊社」を用います。

一方の当社(とうしゃ)は、「当(この・われわれの)」組織を客観的かつ丁寧に指し示す言葉であり、上下関係をつくりません。社内の同僚や上司との会話、自社の社員に向けた通達文書、あるいはニュースリリースのように世間一般に向けて対等・中立な立場で事実を発信する場面では「当社」が適しています。

また、類似する言葉として「自社(じしゃ)」がありますが、これは「他社」に対する中立的な対比語です。客観的な分析や事実を述べる際に便利ですが、取引先へのへりくだった敬意は含まれないため、相手へ直接語りかける場面では「弊社」を選択するのが無難です。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。