メンデルスゾーン春の歌の難易度は?挫折多発の理由と攻略法

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メンデルスゾーンの『無言歌集 作品62 第6曲「春の歌」』は、一般に「中級者向け」と紹介されるケースも散見されますが、国内外の主要な演奏グレード基準を照らし合わせると、明確に「中上級から上級の入り口」に分類されています。

国内で広く普及している全音楽譜出版社の「全音ピアノピース」において、本曲は全6段階(A:初級〜F:上級の上)のうち難易度D(上級)に指定されています。これはショパンの『小犬のワルツ(Op.64-1)』や『幻想即興曲(Op.66)』、ドビュッシーの『月の光』などと同等のランク帯です。また、ピティナ・ピアノステップの課題曲選定基準でも「展開〜発展」レベルに設定されており、ソナタアルバムやツェルニー40番前半を学ぶ学習者が対象とされています。

判定機関・教本指標公式難易度・グレード学習の目安・併用教材編集部の分析・演奏負荷全音ピアノピース難易度 D(上級)ツェルニー30番後半〜40番単なる譜読み以上に音色のコントロール力が厳しく問われるピティナ・ピアノステップ展開〜発展3ソナタアルバム、インヴェンションポリフォニー的聴覚とペダル操作の成熟が必須ヘンレ原典版(独)Level 5(中級上)バッハ平均律の平易なプレリュード等ドイツ・ロマン派特有の緻密なフレージング構築が求められる英国王立音楽検定(ABRSM)Grade 6〜7相当古典ソナタ楽章、ロマン派小品音楽的な歌い回しと技術的正確性の双方が審査基準

メンデルスゾーンの主要ピアノ曲における難易度順の序列を見ても、本曲の立ち位置は明瞭です。初級後半で扱われる『無言歌集「ヴェネツィアの舟歌 第1」(Op.19-6)』より明確に2段階ほど難しく、名手向けとされる大曲『厳格な変奏曲(Op.54)』や『ロンド・カプリチオーソ(Op.14)』の一歩手前に位置する、「無言歌集の中でのテクニカルな登竜門」となっています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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