生物学から世界言語へ!「変態」の驚くべき真実と最新海外事情
学術用語だった言葉が、大衆の日常表現へと拡大する大きな転換期となったのが昭和の漫画文化である。「漫画の神様」と称される手塚治虫をはじめとする偉大な作家たちが、人間の内に潜む歪んだ情熱やフェティシズム、そして不条理な美しさを作品のなかで果敢に描き出した。
終戦後の日本の出版業界は、表現の自由と倫理の狭間で激しい議論を戦わせながらも、多彩なサブカルチャー誌や怪奇・幻想文学を発刊していく。その過程で、人間の倒錯した情熱や一風変わったこだわりを愛嬌と毒を込めて「変態」と表現する独特の文脈がアングラ誌を中心に醸成された。