エレベーターが怖い!閉所恐怖症あるあると最新パニック回避法
閉所恐怖症を抱える人々の日常は、常に周囲の「空間チェック」から始まる。映画館に入れば迷わず通路側の席を確保し、中央の座席には目もくれない。奥へ進むほど、いざというときに脱出できないというプレッシャーが跳ね上がるからだ。
医療機関のMRI検査室は、まさにその最難関と言える。円筒形の狭い空間へ身体ごと滑り込まされ、耳元で響く工事現場のような機械音に耐える数十秒間。頭部を固定された途端、猛烈な拘束感から非常ボタンを握りしめてギブアップしてしまうケースは後を絶たない。飛行機の機内、鍵の硬い公衆トイレ、立体駐車場の低めの天井、果ては洗顔時に目を閉じた一瞬の暗闇に至るまで、トリガーは日常のあらゆる隙間に潜んでいる。