「他人の目」を捨てた日本社会。「幸せならオッケーです」が令和の生存戦略になるまで

話題沸騰中の 「他人の目」を捨てた日本社会。「幸せならオッケーです」が令和の生存戦略になるまでについて、多角的な視点をご紹介しています。

特に顕著なのが、結婚や家族観における変化だ。かつては「適齢期に結婚し、家を買い、子供を育てる」という標準化されたライフプランが絶対視されていた。だが、現在の日本において、そのモデルは完全に過去の遺物と化している。

「普通」のハードルが上がり続ける一方で、実質賃金は伸び悩み、将来への不安は消えない。そんな中、事実婚や別居婚、あるいは生涯独身を貫く選択をする人々が急増している。周囲から「なぜ結婚しないのか」と問われたとき、あるいは奇妙なライフスタイルを訝しがられたとき、この言葉を胸に抱くだけで、世間の雑音は遮断される。他人がどう思おうと、当事者が満足していればそれでいい。その冷徹なまでの個人主義が、今の日本を支えている。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。