なぜ高級食パン専門店は消えたのか?儲かるからくりと崩壊の真相

なぜ高級食パン専門店は消えたのか?儲かるからくりと崩壊の真相についての真相を徹底解説します。

高級食パン最大の特徴といえば、焼かずにそのまま食べても柔らかく、耳までとろけるような甘みです。多くの消費者は「最高級の国産バターや小麦を贅沢に使っているから」と考えがちでしたが、その味作りには別のからくりがありました。

多くの有名チェーン店で柔らかさとしっとり感を保つために重宝されたのは、純粋なバターだけではなく「乳化剤や香料を含んだ製菓製パン用マーガリン・ショートニング」でした。植物性油脂はバターよりも融点が低いため、口に入れた瞬間にとろける食感を生み出しやすく、時間が経ってもパサつきにくいという加工上の大きなメリットがあります。

また、独特の強い甘みと香りを出すために、生クリーム、練乳、蜂蜜などが惜しみなく配合されました。つまり、一般的な主食としての食パンというよりも、「ケーキやスイーツに近いリッチな配合」に仕立てることで、一口目で誰もが『美味しい』と感じるインパクトを作り出していたのです。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。