枕草子「春はあけぼの」全文と現代語訳!清少納言の真意とテスト徹底解説
Q1:なぜ清少納言は春の昼間ではなく「あけぼの(明け方)」を最高としたのですか?
A1:平安時代の貴族の美意識では、春といえば「満開の桜」や「長閑な昼の陽気」を詠むのが和歌の定番でした。清少納言はあえてその定番を外し、「夜が明ける瞬間の、わずかな紫の雲の色彩の移ろい」という鋭く知的な着眼点を提示することで、自身の洗練されたセンスをアピールしたと考えられています。
Q2:「冬はつとめて」の「つとめて」とは具体的に何時のことですか?
A2:「つとめて」は古文で「早朝」「朝早く」を意味します。現代の時間感覚で言えば、まだ日も昇りきらない午前5時〜6時前後の、最も冷え込みが厳しい時間帯を指します。
Q3:定期テストの現代語訳問題で減点されないための注意点は?
A3:「さらなり(言うまでもない)」「つきづきし(似つかわしい)」「わろし(よくない)」の重要単語を直訳でしっかりと訳出することです。また、春の「山ぎは」を「山の端(山の尾根)」と訳してしまうと誤答になるため、「山に近い空のあたり」と正確に記述しましょう。
Q4:『枕草子』は全部でどれくらいの長さがあり、誰に向けて書かれたのですか?
A4:『枕草子』は約300段から構成されており、「類聚章段(ものづくし)」「随想章段(日常の感想)」「日記章段(宮廷生活の回想)」に分かれています。特定の読者への公文書ではなく、中宮定子から下賜された紙に清少納言が自らの感性を書き留めた私的な草子(エッセイ)が始まりとされています。