須賀健太の子役時代と現在|人にやさしくから30代実力派への軌跡
芸能界には昔から「天才子役ほど大人になると消える」というジンクスが存在します。子役時代に世間に定着した強烈なイメージが、成長後のキャスティングにおいて足かせとなるケースが後を絶たないためです。
須賀健太も例外ではなく、高校・大学進学の時期には「子役時代の明くん、淳之介くんのイメージ」と「大人の男性としての自分」とのギャップに深く悩まされたと明かしています。特に成人男性俳優の標準体型とされる身長との兼ね合いで、オーディションでの苦戦を強いられた時期もありました。
その停滞感を打破した最大の契機が、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』での主人公・日向翔陽役でした。バレーボールに情熱を注ぐ小柄な主人公の姿は、自身の境遇と完璧にシンクロ。舞台上を縦横無尽に跳び回り、汗と熱気で観客を圧倒する姿は、かつての子役イメージを完全に払拭しました。
3年間にわたり座長としてカンパニーを牽引した経験が、彼に「役者としての真の自立」と「舞台空間を支配する統率力」をもたらしたのです。