象の足か、密輸のターゲットか?「パキポディウム グラキリス」熱狂が映し出す都市の欲望とマダガスカルの悲鳴
市場価値の高騰は、都市部で予期せぬ犯罪を引き起こしている。住宅のベランダや店舗の敷地内に置かれたグラキリスを狙った盗難事件が相次いでいるのだ。
真夜中に住宅街へ侵入し、高額な株だけをピンポイントで持ち去る手口が報告されている。中には被害額が数千万円規模に上るケースもあり、警察も警戒を強めている。
これに伴い、植物専門のセキュリティビジネスが急成長を遂げた。個体の幹のシワや表皮のパターンを個体識別登録するシステムや、動体検知カメラと連動した防犯温室など、自衛手段を講じる愛好家が増加している。