権力闘争の舞台裏!相撲協会の歴代理事長一覧と後継者レースの全貌

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日本相撲協会の前身である財団法人大日本相撲協会が設立されたのは1925年のことだ。大日本帝国陸軍主計中将や貴族院議員を務めた初代理事長の広瀬正徳をはじめ、初期は軍人や政治家などの外部有識者が組織のトップに据えられていた。土俵の神聖さを保ちつつ、興行組織としての基盤を確立するための官民人事であった。

潮目が変わったのは戦後復興期の1957年、第7代の元横綱・武蔵山(出羽海)の時代以降である。力士出身者が組織の舵を取る「親方専管体制」が確立し、出羽海一門を中心とした長期支配が始まった。昭和の大横綱・双葉山(時津風)による近代的な部屋制度の整備、栃錦(春日野)による両国国技館の建設など、角界の黄金期は歴代理事長の強烈なリーダーシップによって築かれた。

以下は、近代大相撲の歴史を紡いできた歴代理事長の一覧である。

・初代:広瀬正徳(元陸軍主計中将、貴族院議員)
・第2代:福田雅太郎(元陸軍大将)
・第3代:竹下勇(元海軍大将)
・第4代:常陸山宗輔(元横綱・出羽海)
・第5代:藤島範行(元大関・常陸岩)
・第6代:時津風定次(元横綱・双葉山)
・第7代:出羽海武六(元横綱・武蔵山)
・第8代:春日野清隆(元横綱・栃錦)
・第9代:二子山勝治(元横綱・若乃花初代)
・第10代:出羽海智敬(元横綱・佐田の山)
・第11代:境川尚(元横綱・佐田の山 ※名跡変更)
・第12代:北の湖敏満(元横綱・北の湖)
・第13代:武蔵川晃偉(元横綱・三重ノ海)
・第14代:放駒清吉(元大関・魁傑)
・第15代:北の湖敏満(再登板)
・第16代:八角信芳(元横綱・北勝海)

一門の利害関係や年寄名跡の力関係がそのまま理事長選に直結するこの構図は、時代が進むにつれて組織の硬直化という副作用を生み出すこととなった。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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