2026年、ゲーセンは「レトロ×最新Vr」の聖地へ:スマホを置いた若者が街へ繰り出す驚きの裏側
一方で、昭和時代の駄菓子屋を彷彿とさせるレトロゲームコーナーの混雑ぶりも目を見張るものがある。木目調の筐体から流れる8ビットの電子音。レバーを叩くカチカチという機械音。これらはZ世代にとって「一周まわって新鮮な体験」であり、40代〜60代にとっては甘酸っぱい郷愁そのものだ。
「息子に自分が子供の頃にハマった格ゲーのコマンドを教えているんです。家でやるゲームとは違って、隣同士で座るこの距離感がいい」
週末の秋葉原で出会った40代の父親は、そう言って目を細めた。最新のVRアトラクションで絶叫する若者のすぐ隣で、往年の名作パズルゲームに黙々と打ち込むベテランプレイヤーがいる。異世代が同じ空間の熱量を共有できる「サードプレイス(第三の居場所)」としての機能が、現代のゲームセンターには備わっている。