郵便局の500円玉入金で損する?新硬貨Atmの罠と無料の裏ワザ
「郵便局で小銭を預け入れたら、お金が減って戻ってきた」という信じがたい相談が、マネー相談の現場で頻繁に聞かれます。その発端となったのが、ゆうちょ銀行が導入した硬貨預払料金です。2026年4月の手数料改定を経て現在に至るまで、「ATM」と「窓口」では硬貨の取り扱いルールが根本から異なっています。
最大の落とし穴はATMです。ゆうちょ銀行のATMで小銭を入金する場合、預け入れ枚数がたとえ1枚であっても、最低110円の手数料が自動的に徴収されます。仮に500円玉を1枚だけATMに入金したとすると、口座に反映されるのは手数料110円を引かれた「390円」だけです。貯金をした瞬間に資産が22%も目減りするという、極めて不条理な事態が生じます。
一方で、郵便局の窓口であれば、「1回につき50枚まで」は取扱手数料が完全無料に据え置かれています。500円玉が50枚あれば合計2万5,000円になりますが、窓口へ持ち込めば1円も引かれることなく全額預け入れが可能です。しかし、これが51枚になった瞬間、最低330円の手数料が確定します。ATMと窓口のシステム差を把握していないと、知らず知らずのうちに大きな損失を被る構造になっています。