ユーフォルビア・トリゴナの真実:毒性と育て方、サボテンとの決定的な違い
一見すると、乾燥地帯に生える典型的な柱サボテンそのものです。しかし、植物分類学においてユーフォルビア・トリゴナはサボテン科(Cactaceae)ではなく、トウダイグサ科(Euphorbiaceae)に属します。
全く異なる系統の植物が、同じような過酷な乾燥環境に適応した結果、酷似した形態へと進化する現象を「収斂進化(しゅうれんしんか)」と呼びます。アフリカ大陸の厳しい乾燥に耐えるため、トリゴナは葉を小さく退化させ、太い茎に水分を蓄える構造を獲得しました。
両者を見分ける最大のポイントは「刺座(刺の生え際にある綿毛のような器官)」の有無と、傷つけた時に出る樹液です。サボテンには必ず刺座が存在しますが、トリゴナにはそれがありません。さらに、トリゴナの茎に傷をつけると、濃い牛乳のような白い液体が溢れ出します。