富裕層ピラミッド2026最新!各階層の割合と年収・資産形成ルート
富裕層ピラミッドをめぐっては、ネットやSNSを中心にいくつかの致命的な勘違いが流布しています。自身の現在地を誤認しないためにも、以下の2つの盲点を正確に把握しておく必要があります。
盲点1:不動産評価額を含めた「見かけの富裕層」問題
「都内に1億2000万円のタワーマンションを買ったから富裕層の仲間入り」と考えるケースが散見されますが、これは定義上誤りです。野村総研のピラミッドにおける基準は「純金融資産」であるため、住宅ローン残債が1億円ある場合、金融資産が1000万円なら純金融資産はマイナス9000万円となり、分類上は最下層の「マス層」に位置します。不動産価格の上昇局面で含み益が出ていても、現金化して負債を完済しない限り、富裕層の資力とは見なされません。
盲点2:税制の壁による「高年収貧乏」の罠
累進課税が適用される日本では、年収1500万円を超えると所得税・住民税・社会保険料の負担が急激に重くなります。手取り額に対する生活水準の引き上げ(プライド消費、港区・城南エリアの家賃、子供の習い事)が重なると、年間貯蓄額が数十万円にとどまる世帯も珍しくありません。高年収層がマス層から脱出できない構造的リスクがここにあります。