猗窩座と恋雪の切なすぎる過去と最期!無限城編が明かす愛の真実とは
原作者の吾峠呼世晴が緻密に張り巡らせた演出の中でも、猗窩座が展開する「術式展開・破壊殺」のビジュアルと裏設定は際立っている。彼が足元に展開する陣の形状は、恋雪が大切にしていた雪結晶の簪(かんざし)そのものだ。記憶を完全に奪われてもなお、彼の無意識の深層には恋雪の面影が刻み込まれていたのである。
さらに、彼が繰り出す技の名称にも胸を打つ背景が存在する。「乱式」「羅針」「流閃群」といった破壊殺の技の多くは、恋雪と一緒に見上げるはずだった花火の模様や名前から着想を得ているという解釈がファンの間で深く支持されている。また、鬼としての皮膚の模様がかつての罪人の刺青を全身に広げたものである点も含め、猗窩座という存在全体が罪と愛の記憶の結晶として緻密に構築されている。