八戸の萬屋で今何が起きている?城下と湊高台の買取熱狂と裏技
八戸市内で異彩を放つこの拠点を運営しているのは、青森を拠点に東北エリアで総合エンターテインメント型のリユース事業を展開する株式会社ヤマイシだ。衣類、古本、家電から楽器、おもちゃに至るまで、ありとあらゆるモノに新たな価値を与えるリユース産業において、同社のアプローチは極めて現場主義的で泥臭い。
店内はまるで迷宮だ。効率的な導線を徹底する近代的な量販店とは対極に位置する。通路の角を曲がるたびに異なる世界観が立ち現れ、客の滞在時間は自然と延びる。ネット上での最短距離の買い物に飽き足らない人々が、わざわざここに集う理由がそこにある。モノを単に右から左へ流すのではなく、カルチャーとしての付加価値を乗せて陳列する編集力こそが萬屋の真骨頂といえる。