縮毛矯正の持続期間が半減?美髪を長持ちさせるシャンプー裏事情

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縮毛矯正の施術プロセスは、髪の内部にあるシスチン結合をアルカリ剤と還元剤で切断し、熱によって再整列させた後、酸化剤で固定するという高度な化学反応に基づいている。しかし、施術後の髪は完全に元の強度へ戻ったわけではない。内部のコルテックスは空洞化しやすく、キューティクルはわずかな刺激でも剥離しやすい脆い状態にある。

ここで市販の強力な高級アルコール系洗浄成分(ラウレス硫酸ナトリウムなど)を使用すると、開いたキューティクルの隙間から界面活性剤が容赦なく侵入する。内部に定着していた毛髪補修成分を削ぎ落とし、毛髪のpHバランスをアルカリ側へと傾けてしまうのだ。結果としてストレートの結合強度は著しく低下し、本来であれば半年以上保つはずのストレート効果が、わずか2〜3ヶ月で消失する事態に陥る。

公益社団法人日本毛髪科学協会に所属する毛髪診断士も、施術直後のデリケートな毛髪に対する洗浄剤選びの重要性を強く指摘している。必要なのは汚れをただ落とすことではない。開いたキューティクルを引き締め、髪本来の弱酸性(pH4.5〜5.5)へと穏やかに誘導するアミノ酸系界面活性剤を主軸とした処方が不可欠となる。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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