西アフリカの奇跡「ヌヌナ」とは?女性5000人が世界を変えたシアバター革命の真実
ヌヌナの起源は、2000年代初頭に結成された「シシリ県およびジロ県シア製品生産者グループ組合(UGPPK)」に遡る。当時、ブルキナファソの農村部では、シアの実(Karité)を仲介業者に不当に安い価格で買いたたかれる構造が横行していた。どれほど過酷な労働を重ねても、女性たちの手元にはわずかな銭しか残らなかった。
この搾取構造を打ち破るべく、18の生産者グループ、約600人の女性たちが結束。2011年7月28日、主体的な市場交渉力を持つ組織として「ヌヌナ連盟(Fédération NUNUNA)」が正式に発足した。
組織化の力は絶大だった。単なる労働者の集まりから、自ら価格決定権を持つ生産者団体への脱皮である。規模は年々拡大し、現在では56の村々を網羅し、5,000人以上の女性が参加する巨大なコミュニティへと成長を遂げた。