水戸黄門の知られざる実像とは?大日本史編纂の真実と最新研究
ドラマの定番キャラクターである「助さん」「格さん」にも、明確な実在モデルが存在する。その代表格が、光圀が設置した史学研究機関『彰考館』の総裁を務めた佐々宗淳である。彼は光圀の命を受け、古文書や寺社の記録を収集するために日本全国を旅した。
佐々宗淳らの地道かつ膨大な足跡こそが、後世の講談や浪曲で「黄門様の諸国漫遊記」へと変化を遂げた。学者たちが全国の現場で集めた生の史料が『大日本史』の精度を高め、同時に民間の伝説を生み出す素地となった歴史の皮肉は実に興味深い。