米海兵隊の頂点「最先任上等兵」とは?驚愕の権限と年収の実態
「Sergeant Major of the Marine Corps(SMMC)」は、1957年に第21代海兵隊総司令官ランドルフ・マッコール・パテ大将によって正式に創設された役職です。日本語では伝統的に米海兵隊最先任上等兵、あるいは組織の文脈に応じて海兵隊最先任上等兵曹や「海兵隊最先任下士官」と訳されます。
米軍の階級制度において、兵卒・下士官は「E-1」から「E-9」までの給与等級(Pay Grade)に区分されています。SMMCはこの米軍下士官最高位E-9の中でも別格として扱われる「特命ポスト」です。軍隊における階級ヒエラルキーの中で、士官(将校)が戦略や指揮統率を担うのに対し、下士官は部隊の実務・訓練・規律を取り仕切る背骨(Backbone)と称されます。SMMCはその背骨の頂点として、全海兵隊員とその家族の福利厚生、装備、規律、キャリア育成に関する最高責任者を務めます。