神戸連続児童殺傷事件から29年――「少年A」の母が背負い続ける十字架と、沈黙の行方

今注目を集めている 神戸連続児童殺傷事件から29年――「少年A」の母が背負い続ける十字架と、沈黙の行方について、多角的な視点をご紹介しています。

事態が再び急転したのは2015年、元少年Aが自叙伝『絶歌』を無断で出版した時だ。この出版は被害者遺族への事前連絡もなく、また母親を含む家族の意向も完全に無視して行われたと報じられている。

この身勝手な出版劇により、母親がそれまで積み重ねようとしていた贖罪の努力は一瞬にして吹き飛んだ。息子が再び世間を挑発するような行動に出たことで、母親の精神的苦痛は計り知れないレベルに達したはずだ。親子の絆は完全に断絶したのではないかという見方が強まったのもこの時期である。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。