【ルポ】伝統とAiが交差する教室。会津若松市立第五中学校が示す「地方公立校」の新たな生存戦略
もちろん、ここまでの道のりは平坦ではなかった。前例のないカリキュラムの導入に対し、教員たちの間でも戸惑いや反対の声があったことは想像に難くない。評価基準はどうするのか、受験勉強への影響はないのか。数々の懸念が噴出した。
それを乗り越えたのは、徹底的な「対話」だった。教員、保護者、地域住民が何度も膝を突き合わせ、子どもたちに本当に必要な力とは何かを議論し続けた。結果として、教員側も「教える立場」から「共に学ぶ伴走者」へと意識をシフトさせていった。