昼食千円超の衝撃!物価高とタイパ需要で激変する食の生存戦略
街中の一等地に高い家賃を払って客席を構えるビジネスモデルそのものにも、大きな転換点が訪れている。客席を持たずデリバリーとテイクアウトのみに特化した「ゴーストレストラン」やシェアキッチンの存在感が一段と増してきた。固定費を極限まで削り、複数の専門ブランドを1つの厨房でオペレーションするこの業態は、急速なメニュー転換とコスト競争力を両立させる。
経営コンサルタントで調達・購買業務の専門家である坂口孝則氏は、外食ビジネスの損益分岐点を引き下げるサプライチェーン改革の重要性を説く。客席稼働率に左右される従来型の店舗経営に対し、需要の波をデータで予測しながら食材ロスを極小化するゴースト型の運営手法は、原材料高騰下における極めて合理的な防衛策といえる。無駄を削ぎ落としたバックヤードとデジタル注文の掛け合わせが、都市部の昼食供給ラインを着実に塗り替えている。