積水ハウスの55億円は戻ってくる?地面師詐欺の結末と巨額資金の行方
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結論から言うと、積水ハウスが騙し取られた55億5,900万円のほとんどは戻ってきていません。事件発覚後、積水ハウスは2018年1月期決算において、被害額から売買手数料などを差し引いた約55億5,000万円を「特別損失」として計上し、会計上の損失処理を完了させました。
詐欺グループの銀行口座が凍結された時点で残っていた預金や、警察が押収した現金・貴金属など、ごく一部の資産は差し押さえられました。しかし、それらは被害総額の数パーセントにも満たないスズメの涙程度です。民事訴訟を通じて主犯格グループに対する巨額の損害賠償請求訴訟で勝訴判決を得たとしても、相手側に差し押さえるべき資産が残っていなければ、実際の回収は極めて困難になります。
詐欺事件における被害金回収の壁は非常に高く、地面師たちは最初から資金回収を逃れる前提で周到な資金洗浄ルートを敷いていました。結果として、積水ハウスにとってこの55億円は「実質的に全額が失われた損失」として幕を閉じる形となっています。