伝説のサスペンス枠『土曜ワイド劇場』解剖!撮影秘話と配信の真実
日本のテレビ史を振り返る上で、1970年代後半から始まった2時間ドラマの台頭は見逃せない。特にテレビ朝日系列で放送された枠は、他局の追随を許さない圧倒的な制作スケールを誇っていた。東映をはじめとする映画制作陣が本格的に参入し、16ミリフィルムを用いた重厚な映像表現をテレビのお茶の間に持ち込んだことが、最大の勝因と言える。
当時の撮影現場は、まさに映画撮影さながらの熱気に包まれていた。ロケーション撮影へのこだわりは凄まじく、全国各地の景勝地や温泉街、断崖絶壁での緊迫したクライマックスシーンは定番の構図として定着。サスペンスドラマというジャンルそのものを確立した影には、妥協を許さない制作陣の執念が存在した。