国際ロマンス詐欺の顔写真を見破る!画像検索での特定術と手口

国際ロマンス詐欺の顔写真を見破る!画像検索での特定術と手口の重要ポイントをお届けします。専門的な知識がチェックできます。

詐欺グループが好んで設定する職業には際立ったパターンがあります。その筆頭が「シリアやイエメンに派遣されている米軍将校」や「紛争地で活動する軍医・国境なき医師団のドクター」です。これらの職業は、日常的に顔を合わせることができず、ビデオ通話ができない口実(「軍の規律で通信が制限されている」「機密保持のためカメラが使えない」)を容易に作れるためです。

実際に寄せられた国際ロマンス詐欺の被害実例では、迷彩服に身を包み銃を手にした精悍な男性の写真や、手術着を着て聴診器を首にかけた清潔感のある人物の写真が頻繁に使われています。日常の風景として「基地のカフェテリアで撮った食事風景」や「宿舎での自撮り」などが定期的に送られてくるため、被害者は相手の実在を信じ切ってしまいます。

関係性が深まった段階で、「退役するための申請費用を立て替えてほしい」「戦地から日本へ送る軍資金の荷物が税関で差し押さえられたので解除費用を払ってほしい」「危険地帯から脱出するための渡航費が必要」といった名目で送金を迫るのが医師や軍人を名乗る手口の真相です。一度信じ込ませてしまえば、被害者は「愛する人を救いたい」という思いから疑うことなく数百万円から数千万円を振り込んでしまいます。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。