曙太郎の波乱万丈な生涯|若貴との激闘から闘病死の真相と家族の絆
過酷なリハビリ生活を精神的・肉体的に支え抜いたのが、1998年に結婚した妻のクリスティーン・カリーナさんと3人の子供たち(長女、長男、次男)でした。日本とアメリカにルーツを持つクリスティーンさんは、曙さんが倒れてから毎日病室に通い詰め、手足をさすり、言葉をかけ続けました。
家庭内での曙さんは、土俵やリング上の厳めしい表情とは対照的に、大変な子煩悩で優しい父親として知られていました。ハワイアンミュージックを愛し、家族と過ごすバーベキューの時間を何よりも大切にしていたといいます。病床にあっても家族の声かけには力強く反応を示し、子供たちの成長を見届けることがリハビリへの最大の原動力となっていました。
最期の瞬間も、愛する家族に手を握られながら静かに旅立った曙さん。家族の無条件の愛と支えがあったからこそ、7年間もの困難な闘病生活を気高く生き抜くことができました。