紅白視聴率はなぜ落ちた?歌手別最高瞬間の裏側と揺れるテレビの今
第76回NHK紅白歌合戦の放送終了後、各メディアが一斉に報じたのは「歴代最低更新」という厳しい速報だった。前半・後半ともに数字は伸び悩み、リアルタイムでの世帯数値は過去の最低記録を更新する形となった。一体、なぜこれほどまでに世帯のチャンネルが離れてしまったのか。
数字の落ち込みは決して単一の要因ではない。競合する年越し配信ライブの乱立、年越しの過ごし方の多元化、そしてリアルタイムでテレビの前に座る習慣そのものの薄れ。制作陣がどれほど趣向を凝らした演出を用意しても、お茶の間を一堂に集めるという昭和・平成の「絶対的モデル」が終わりを告げたことを、この結果は残酷なまでに示している。